腸活院長のつぶやき

エデンの園

2025年10月10日 10:35

2025年10月10日(金)

 

30年以上前に見た「アフリカ奥地の隔絶された土地に住む少数部族のドキュメンタリーレポート」のことを最近思い出しました。文明社会とはかけ離れたほとんど裸同然で暮らしている部族の共同体でした。もちろん文明の機器は全くありません。育てたり採集したりした作物や狩猟で得た動物を、皆で平等に分け合い、仲良く暮らす姿が映し出されていました。

最も印象的だったのが、番組の最後の部族の長へのインタビューの回答でした。

質問者が「あなた方にとって幸福とは何ですか?」と聞くと、その長はとても困った顔をして「幸福と言う言葉がここには無いが、どういう意味か教えてほしい。」と言いました。そこで、通訳がいろいろ説明して、部族の長がやっとなんとなく理解してこう言いました。

 

「ここには、幸福という言葉も不幸という言葉もない。あなたがたの言う幸福の意味に当てはめるとしたら、私はいつも幸福である。ここでは、他人と自分を比べたりしないので、不幸はない。」


と、笑いながら答えました。

 

この時、わたしの心に、衝撃が走りました。

「なんと、他人と自分を比較するようになって、人類に幸福と不幸が生まれたのだ!!」


文明人は、「人と自分を比較して、喜んだり悲しんだりする」するという、まさに「禁断の果実」を食べてしまったのですね。なぜ衝撃が走ったかというと、私には、幸せになれると思って、一生懸命努力と我慢をして受験勉強をした時代がありましたが、反対に不幸な精神構造を作る努力を一生懸命していたことになると気付いたからです。自分と他人を比べる最たるものが、偏差値を競う受験勉強ですからね。一生懸命すればするほど、精神構造が不幸になっていくとは、なんとまあ悲しいことか。起死回生、立て直すしかありません。

 私は幸せになりたかった。そして、その時、幸せになるための最重要条件は「比較しない」事だと確信しました。

 

「人は人、自分は自分」


そうありたいと強く思います!!